名古屋市を拠点に、ボイラーのメンテナンスや交換を行っている「かわだ工芸」です。こちらでは、当社が手掛けた施工事例をご紹介します。
今回は、ボイラーの「軟水器」のメンテナンス事例をご紹介いたします。
ボイラーに未処理の水を給水すると、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分がボイラー内で濃縮され、スケールが付着します。
このスケールがボイラー本体に悪影響を及ぼし、最終的には破損の原因となることがあります。
そのため、軟水器を使用してこれらの成分を除去し、軟水化することが非常に重要です。
軟水器はボイラーの運転に欠かせない設備ですが、使用頻度にもよりますが、約3年に一度を目安に樹脂交換やフィルターのメンテナンスが必要です。
メンテナンスを怠ると、硬度成分が漏れ出す「硬度リーク」や、通水量の減少が発生し、最悪の場合、ボイラーが正常に運転できなくなることがあります。
今回は、軟水器メンテナンスの一環として、樹脂の交換作業を行う様子をご紹介いたします。
▼軟水器のヘッド部分の取り外し
軟水器のヘッド部分と通水管を取り外しだ状態です。取り外した部品はフィルターやパッキンの交換等のメンテナンスを行います。
▼樹脂抜き取り作業中
バキュームポンプを使い樹脂を抜き取り中です。100Vポンプを使用しておりますのでバキュームカーが入れない等の現場でも素早く作業できます。
▼樹脂抜き取り作業
抜きとった樹脂です。膨潤化が進み色が茶色に変色しています。
抜き取り作業後新品の樹脂を入れ組み立て後、通水テストをし作業終了です。
軟水器のメンテナンスや撤去する場合、分解して樹脂等を分別して廃棄する必要があります。
また樹脂は散らばると非常に滑りやすくなるために慣れていない方が作業しますと大変危険です。
もし、軟水器のメンテナンスや処分にお困りでしたら一度お問い合わせください。
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